点滴のタイムスケジュールと治療スケジュールについて
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キイトルーダ®と併用する化学療法によって点滴のタイムスケジュールと治療スケジュールは異なります。ご自身の点滴のタイムスケジュールと治療スケジュールを確認しておきましょう。
非扁平上皮がんの治療スケジュール
非扁平上皮がんのキイトルーダ®との併用治療は、キイトルーダ®にペメトレキセドとプラチナ製剤(シスプラチンまたはカルボプラチン)を組み合わせて行います。
点滴のタイムスケジュール
<キイトルーダ®+ペメトレキセド+シスプラチン(例)>
キイトルーダ®200mgを3週間ごとに1回、約30分かけて静脈内へ点滴します。その後、ペメトレキセドは約10分かけて点滴し、その約30分後に、シスプラチンを点滴します※。シスプラチンを点滴する前後には必ず輸液を行います。
※6週間ごとに1回、キイトルーダ®400mgを点滴する場合、キイトルーダ®による治療を行わない日は、ペメトレキセドとシスプラチンのみを点滴します。
<キイトルーダ®+ペメトレキセド+カルボプラチン(例) >
キイトルーダ®200mgを3週間ごとに1回、約30分かけて静脈内へ点滴します。その後、ペメトレキセドは約10分かけて点滴し、カルボプラチンは約1時間かけて点滴します※。
※6週間ごとに1回、キイトルーダ®400mgを点滴する場合、キイトルーダ®による治療を行わない日は、ペメトレキセドとカルボプラチンのみを点滴します。
治療スケジュール
キイトルーダ®治療※は、3週間(21日)ごとに1回、キイトルーダ®(200mg)を点滴で行います。第1日目にキイトルーダ®、ペメトレキセド及びシスプラチン/カルボプラチン治療を行ったら次の20日間は治療を休み、これを4サイクル繰り返します。その後はキイトルーダ®(200㎎)治療を3週間※ごとに、ペメトレキセド治療を3週間ごとに行います。ペメトレキセドの副作用を軽くするために葉酸を服用し、ビタミンB12の注射も行います。
※医師の指示により、キイトルーダ®治療を、6週間(42日)ごとに1回、キイトルーダ®(400mg)の点滴で行う場合もあります。
扁平上皮がんの治療スケジュール
扁平上皮がんのキイトルーダ®との併用治療は、キイトルーダ®にパクリタキセルまたはパクリタキセル(アルブミン懸濁型)とプラチナ製剤(カルボプラチン)を組み合わせて行います。
点滴のタイムスケジュール
<キイトルーダ®+パクリタキセル+カルボプラチン(例) >
キイトルーダ®200mgを3週間ごとに1回、約30分かけて静脈内へ点滴します。その後、パクリタキセルを約3時間かけて点滴し、カルボプラチンは約1時間かけて点滴します※。
※6週間ごとに1回、キイトルーダ®400mgを点滴する場合、キイトルーダ®による治療を行わない日は、パクリタキセルとカルボプラチンのみを点滴します。
<キイトルーダ®+パクリタキセル(アルブミン懸濁型)+カルボプラチン(例)>
キイトルーダ®200mgを3週間ごとに1回、約30分かけて静脈内へ点滴します。
キイトルーダ®とパクリタキセル(アルブミン懸濁型)、カルボプラチンの治療日は、キイトルーダ®の治療の後、パクリタキセル(アルブミン懸濁型)を約30分かけて点滴し、カルボプラチンを約1時間かけて点滴します※。
パクリタキセル(アルブミン懸濁型)のみの治療日には、パクリタキセル(アルブミン懸濁型)のみを約30分かけて点滴します。
※6週間ごとに1回、キイトルーダ®400mgを点滴する場合、キイトルーダ®による治療を行わない日は、パクリタキセル(アルブミン懸濁型)とカルボプラチンのみを点滴します。
治療スケジュール
<キイトルーダ®+パクリタキセル+カルボプラチン>
キイトルーダ®治療※は、3週間(21日)ごとに1回、キイトルーダ®(200mg)を点滴で行います。
第1日目にキイトルーダ®、パクリタキセル及びカルボプラチン治療を行ったら次の20日間は投与を休み、これを4サイクル繰り返します。その後はキイトルーダ®(200㎎)治療を3週間※ごとに行います。
※医師の指示により、キイトルーダ®治療を、6週間(42日)ごとに1回、キイトルーダ®(400mg)の点滴で行う場合もあります。
<キイトルーダ®+パクリタキセル(アルブミン懸濁型)+カルボプラチン>
キイトルーダ®治療※は、3週間(21日)ごとに1回、キイトルーダ®(200mg)を点滴で行います。
第1日目にキイトルーダ®、パクリタキセル(アルブミン懸濁型)及びカルボプラチン治療を行い、第8日目と第15日目にはパクリタキセル(アルブミン懸濁型)治療を行い、これを4サイクル繰り返します。その後はキイトルーダ®(200㎎)治療を3週間※ごとに行います。
※医師の指示により、キイトルーダ®治療を、6週間(42日)ごとに1回、キイトルーダ®(400mg)の点滴で行う場合もあります。
治療日誌について
診察日や投与などの治療スケジュールや、患者さんがご自身で体調を把握し、治療チームに知らせるメモとしてお役立ていただくための「キイトルーダ®と化学療法併用治療日誌」をご用意しています。
治療を順調に進めていくためには、患者さんと担当の医師や看護師、薬剤師をはじめとする治療チームとが信頼し合うことが大切です。そのためには、治療中の体調をチームに理解してもらうことが第一歩となります。
以下から、ダウンロードできますので、より良い治療のために、ぜひ、お役立てください。
- 治療日誌のダウンロード
(キイトルーダ®と化学療法併用治療用)
監修:帝京大学医学部 内科学講座 腫瘍内科 教授 関 順彦 先生
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